JBBA NEWS
2026年9月号(VOL.644)

最新の第381便は「元気になる」烏森発牧場行き
吉川 良/よしかわ まこと
苫小牧市植苗に住む大沢俊一から手紙がきた。「こちらとは異質の酷暑のニュースを見るたび、良さんの心臓、大丈夫かなと」という書きだし。大沢俊一とは手紙のやりとりをしている。大沢は1982年に社台ファームが空港牧場を開設した時の場長だ。昭和20年、広島の生まれ。原爆投下時、母親の胎内にいた。九州大学農学部で学び、実習で北海道に滞在して景色と出会い、その景色と生きようと決めた。(中略) 大沢も私もかみさんに先立たれ、人生というレースを、コドクという名の馬に乗って、同じような流れにいるようなのだ。コウイチという名の雑種犬を助手席に乗せ、フェリーで内地に。道の駅で車中泊。大沢俊一は鎌倉へ、これまで2度来た。鎌倉の砂浜を歩いていたコウイチを思いだし、ありがとう、元気が出ると思った時、元調教師の松山康久から電話がかかり、会う約束をした。(略)
第186回は「全10場」第5コーナー ~競馬余話~
有吉 正徳/ありよし まさのり
2026年8月2日、札幌競馬場で行われたクイーンSは1番人気のココナッツブラウン(牝6歳、栗東・上村洋行厩舎)が優勝した。ココナッツブラウンにとっては前年にアタマ差の2着だったレースでの雪辱となったばかりか、デビュー16戦目で初の重賞タイトルになった。手綱を取った北村友一騎手(39)は、この勝利でJRA全10競馬場での重賞制覇を達成した。全競馬場での重賞制覇を記録した騎手は史上9人目だ。記録達成第1号は安田富男・元騎手で、1996年に札幌スプリントS(現函館スプリントS)をノーブルグラスで制し、デビュー29年目で記録を達成した。翌97年に武豊騎手が函館3歳S(現函館2歳S)をアグネスワールドで優勝して、史上2人目の達成者となったと筆者。
第21回は『グッドリー(FR)』JBBAスタリオンズ名鑑 ~歴史を紡いだ種牡馬たち~
山田 康文/やまだ やすふみ
活馬の輸入自由化が実施されてから約5か月が経過した1971(昭和46)年11月24日、300万フランで日本中央競馬会が購入した仏国ダービー馬グッドリー(FR)が羽田空港に到着。検疫終了後、日本軽種馬協会へと寄贈され、同静内種馬場へと移動する。父は1969年仏国チャンピオンサイアーのスノッブ(FR)。現役時代はラフォレ賞(芝1400メートル)に勝ったほかはボイヤール賞2着、アルクール賞3着、凱旋門賞4着、ドーヴィル大賞典4着と勝ち切れないレースを続けたが、種牡馬として成功し、グッドリー導入から遅れること1年。静内町(現在の新ひだか町)のシンジケートによって導入されているが、仏国に残してきた産駒の中にオペラ賞に勝ち、のちにメジロティターンの母となるシェリル(FR)がいると筆者。
第213回は『様々な移動手段』北海道馬産地ファイターズ
村本 浩平/むらもと こうへい
馬産地を中心に活動を行っている筆者でも、実は調教師の知り合いが意外といる。セレクションセールの初日、上場馬の展示の合間に関係者へ挨拶を行っていたところ、「村本さん!」との言葉に声の方を振り返る。そこには何かあるたびに連絡を取り合っているA調教師と、先日、サラブレッド銀座駐車公園で会ったばかりのB調教師が、同じテーブルに座っていた。「座ってくださいよ」と話すB調教師に促されるままに、椅子に腰を下ろす。同じ美浦に所属する2人は、自分がこの場に来るまでに、夏開催での移動についての話をしていた。その中でB調教師がA調教師に対して、「最近、競馬場からのタクシーに乗れなくないですか?」と話を向ける。するとA調教師は、「タクシー予約のアプリに入っていないと、まず来てくれないようになっているから、最近はタイムズのシェアカーに入ったよ(駐車場でおなじみの同社が展開している「タイムズカー」のこと)」と言葉を返していたと筆者。
第213回は『23年ぶりの分割』馬ミシュラン
小山内 完友/おさない ひろとも
8月15日の中京競馬第2競走で予定されていた2歳未勝利戦(芝2000m)の出馬投票が3頭にとどまり、競走成立となる5頭に満たないため競走不成立となった。それにともない、28頭と最も多くの出馬投票があった第4レースの3歳未勝利戦(芝1400m)が分割競走となり、分割Bが第2レース、分割Aが第4レースとして行われた。中央競馬の分割競走は1997年まではGⅠ当日などを除き日常的に行われていた。競馬番組は概ね1日11競走を基本として、最も出馬投票が多かったレースを分割してほぼ1日12レースで行われていた。29年前だから、弊社社員でも業務として分割競走を体験しているのは51歳以上だと筆者。
せり市場成績
・北海道サマーセール サラ1歳
海外ステークスウイナーズ
| 愛オークス | ジョハナウォルシュが4馬身差の圧勝!代役出走から一気に愛オークスの栄冠を獲得 |
|---|---|
| ハスケルステークス | 28対1の伏兵ベイビーヴィーノが大金星!プリークネスS馬との一騎打ちを制して3連勝 |
| K.ジョージ6世 & Q.エリザベスS | カルパナが昨年の雪辱を果たしキングジョージ制覇!世界王者カランダガンを1馬身半差で撃破 |
海外情報
2025-26 AUS/NZ サイアーズランキング(賞金順)
・オーストラリア(AUS) 2025-26 総合
・オーストラリア(AUS) 2025-26 2歳
・オーストラリア(AUS) 2025-26 ブルードメアサイアー
・ニュージーランド(NZ) 2025-26 総合
トピックス
・森山会長 北海道生産地視察
・河野洋平を偲ぶ会
・2026年生産地懇談会総括
・研修生募集のお知らせ 2026年軽種馬後継者研修募集案内
・令和8年度 軽種馬経営高度化指導研修事業 担い手経営管理研修 参加者募集
・2026上半期 JPNサラブレッドランキング発表
・アラムシャー(IRE)の死亡について
法律問題Q&A
・軽種馬取引の法律問題Q&A 第13回
生産対策関連
・「就労者技能習得研修補助事業(軽種馬牧場OJT支援事業)」について
・OJT対象牧場登録申し込み受付開始
種牡馬事業
・2026JBBAサラブレッド種牡馬種付頭数
・STALLION NEWS ARCHIVE(スタリオンニュース・アーカイヴ)
地方競馬ニュース
・第26回JBC実施要綱
・Road to JBC
・地方競馬開催日程 2026年【10月~12月】
・2026年7月 地方競馬場の売り上げ
・地方競馬所属別在籍頭数/サラ系統(2026年7月1日現在)
生産関連ランキング
・2026年8月各種ランキング
From 競走馬のふるさと案内所・連絡センター
レポート(日高案内所・十勝案内所(連絡センター))
The First Win
JBBA 会員生産の初勝利馬一覧(2026.7.21 ~ 2026.8.15)
表紙
・第31回エルムS(GⅢ)優勝 ルクソールカフェ(USA)
・アメリカンファラオ (USA)産駒 ルクソールカフェ(USA)紹介
・ジェイエス繫殖馬セール
・北海道市場セプテンバーセールポスター
カラーグラビア
・JBIS 北海道市場セプテンバーセール 4日連続LIVE配信
・馬のアニマルウェルフェア
JAIRSコーナー((公財)ジャパン・スタッドブック・インターナショナルコーナー)etc
※ JBBA NEWSのほかに、全国馬名簿、軽種馬統計などの定期刊行物のご注文もできます。
