JBBA NEWS

2026年7月号(VOL.642)

最新の第379便は「枯野ゆく」烏森発牧場行き

吉川 良/よしかわ まこと

 5月半ば、札幌に住む友だちの成田静志から便りがきた。彼は積丹で育ち、札幌で必死に働き、今、還暦近く。娘は京都へ嫁ぎ、息子は東京で暮らす。生き甲斐のひとつが共有馬主クラブでの愛馬の走り。社台、ラフィアン、キャロット、シルクとつきあっている。「5月2日にウインズ札幌へ。京王杯スプリングCの、昨年のダービーに出走のファンダムの、鞍上ルメール騎手でのレースを見届けるため。結果は1番人気で8着。何の不利もなく直線へ。あとは抜けだすだけの展開で惨敗。競馬とはこんなもの、と自分に言い聞かせて家路に。(中略) そうだよ、ダービーの日の昼に、ダービー出走のジョッキーが紹介されて、スタンド前に並んで拍手を浴びるじゃないか。そうだよ、ダービー出走馬の生産者たちも、満員のスタンド前に呼ばれて並んで、ものすごい拍手を浴びたらいいのに、と私は思った。5月31日、ダービーの日、晴れてよかった。先ず鎌倉駅から大船まで横須賀線。シルバーシートに座って、寺山修司の歌、「売りにゆく柱時計がふいに鳴る横抱きにして枯野ゆくとき」を心のなかで言ってみる。どうして?と聞かれても、きちんと答えることが出来ないのだが、競馬場へ行くうれしさが、この歌を思いださせるし、競馬場のどこかで不意に、この歌を心で言っていることがある。(略)

第184回は「中抜き」第5コーナー ~競馬余話~

有吉 正徳/ありよし まさのり

 2026年5月31日に東京競馬場の芝2400メートルで行われた第93回東京優駿(日本ダービー)は単勝1番人気のロブチェン(牡3歳、栗東・杉山晴紀厩舎)が2分22秒7のタイムで優勝、皐月賞に続く2冠に輝いた。勝ちタイムはドウデュース(22年)の2分21秒9、シャフリヤール(21年)の2分22秒5、ロジャーバローズ(19年)の2分22秒6に次ぐ、歴代4番目の好タイム。皐月賞とダービーの2冠を制したのは、8頭の3冠馬を含め史上25頭目となった。522キロの馬体重は1964年に出走馬の体重が発表されるようになってからでは、77年のラッキールーラの534キロに次ぐ歴代2位の重さだった。09年にデビューした松山弘平騎手(36)は11回目のダービー騎乗で初制覇。杉山調教師(44)は4頭目の出走でダービー初優勝を飾ったと筆者。

第19回は『インターメゾ(GB)』JBBAスタリオンズ名鑑 ~歴史を紡いだ種牡馬たち~

山田 康文/やまだ やすふみ

 1971年6月からの「活馬の輸入自由化」を目前に控えた70年の暮れに、日本中央競馬会によって購入されたのが、69年の英セントレジャー優勝馬のインターメゾ(GB)だった。現役時代は、英国のG.オールドハム氏のオーナーブリーディングホースとして2歳時に英国のニューマーケット競馬場でデビュー。7ハロンのステークスを2連勝し、シーズン末のオブザーバーゴールドC(現在のフューチュリティトロフィー)は2着だったが、世代を代表する1頭として2歳競馬を終えている。しかし、3歳シーズン初戦のダンテSは離された4着で、英国ダービーも8着。それでも、ひと息いれてセントレジャーの前哨戦的位置づけにあるグレートヴォルティジュールステークスで1位入線(結果は4着降着)を果たすと、その勢いそのままに、最古のクラシック競走と言われるセントレジャーに挑み、伸び悩む英国ダービー馬ブレイクニーBlakeney(GB)を尻目に早め先頭から愛ダービー2着リボフィリオRibofilio(USA)の追い込みを退けて先頭ゴールイン。英国クラシックウイナーの仲間入りを果たしていると筆者。

第211回は『縄跳び PARTⅡ』北海道馬産地ファイターズ

村本 浩平/むらもと こうへい

 主催者である「とみさと馬と共に輝くまち実行委員会」や、関係者の協力もあり、縄跳び以外のイベントも次々と決まっていく。司会者として、ここまで段取りを組んでいただいたのは有難い限りであったのだが、プレッシャーとなっていたのは、競馬界の大御所を相手としたトークショーだった。前回のコラムでも書いたように、藤沢和雄元調教師と、国枝栄元調教師かつ、美浦・小島茂之厩舎の国枝栄ヘルパー厩務員のトークイベントは、このイベントが発表された頃から話題を集めていたと筆者。

第211回は『値上げ』馬ミシュラン

小山内 完友/おさない ひろとも

 世の中値上げラッシュである。原材料の上昇などが理由であるが、根本的には元々我が国は原材料を輸入しているものが多く、さらには工場の海外移転や海外で製造して輸入しているから、昨今の円安で価格が上昇するのは当然だ。この春、大井競馬場の駐車場が1日1,000円から2,000円に値上げされた。値上げの理由を聞いてみたら、施設会社の方に聞いてと。おそらくは渋滞対策や工事なのだろうが、いきなり倍というのは「乱暴だなあ」と苦笑いするしかないと筆者。

追悼

追悼 河野会長を偲んで

JBBAからのお知らせ

河野洋平前会長「一般献花」のご案内

協会会議

・2026(令和8)年度第4回理事会/第3回理事会【書面決議】
・2026(令和8)年度臨時総会/第5回理事会
・2026(令和8)年度第1回軽種馬海外流通促進事業会議
・JBBA会長就任あいさつ 森山 𥙿

せり市場成績

・九州1歳市場 サラ1歳

海外ステークスウイナーズ

愛2000ギニー グスタードが3馬身差の快勝!英2000ギニー2着から見事な巻き返しで愛2000ギニー制覇!
愛1000ギニー プリサイスが愛1000ギニー制覇!オブライエン調教師は前日の2000ギニーに続きクラシック連勝
仏ダービー コンスティテューションリバーが力強く抜け出し快勝。オブライエン調教師が1~3着独占!
英オークス フランケル産駒サンダリングオンが最後方待機から直線で鮮やかに差し切り快勝!
英ダービー クリスマスデイがキャメロットに初の英ダービー制覇をもたらす オブライエン調教師は4連覇、通算12勝目
ベルモントステークス ゴールデンテンポがベルモントS快勝 Cherie DeVaux師、女性調教師初のケンタッキーダービー&ベルモントS制覇

トピックス

・アメリカンファラオの供用1年延長が決定!

法律問題Q&A

・軽種馬取引の法律問題Q&A 第11回 【鍋谷博敏弁護士 監修】弁護士 柳原 克哉

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地方競馬ニュース

・地方競馬場別サイアーズランキング(1~6月)
・2026年5月 地方競馬場の売り上げ

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From 競走馬のふるさと案内所・連絡センター

レポート(日高案内所・千葉案内所(連絡センター))

The First Win
 JBBA 会員生産の初勝利馬一覧(2026.5.16 ~ 2026.6.15)

刊行物紹介

・日本の競馬 総合ハンドブック2026

表紙

・第93回日本ダービー(GⅠ) ロブチェン
・ロブチェン紹介
・第74回府中牝馬ステークス(GⅢ)勝馬 セキトバイースト
・北海道市場セレクションセールポスター

カラーグラビア

・JBIS 北海道市場セレクションセール 生中継
・馬のアニマルウェルフェア

JAIRSコーナー((公財)ジャパン・スタッドブック・インターナショナルコーナー)etc

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