JBBA NEWS

2026年5月号(VOL.640)

最新の第377便は「どうして?」烏森発牧場行き

吉川 良/よしかわ まこと

 映画監督の山田洋次が、「映画作りは労働です。重いライトを担ぎ、マイクで懸命に俳優のセリフを追い、トンカチをふるい、ペンキだらけになり、びしょぬれになって雨を降らせたり、雪を撒いたり、木の葉を散らせたり、ロケに出ると車を止めてドライバーと喧嘩したり、通行人に叱られたり、警察官とやり合ったり、もう無限の、重い労働や人との交渉、役所とのかけ合いという面倒なことの積み重ねで、ようやく映画は出来あがるのであり、いくら頭がよくてもパソコンのキーを叩いているだけでは撮影は何も進まないのです」と新聞に書いている。(中略)「いやあ、牧場で働きたいという若い人がまあずいなくなってるんじゃないべか」という牧場主の声が多い。身体と頭を使うのが労働である。しかし、時代の流れで、身体を使うのはアウト。頭だけで生きるのがセーフ。そういうことで、牧場の手不足が起きているのかな?私が牧場を歩きはじめたころ、そうなのか、牧場で働いている若い人って、北海道出身者は意外に少なくて、内地(道外)から来てる人が多いのだ、というのが発見だった。都会が嫌いな人、サラリーマンをしたくない人、北海道で暮らしたい人、という若者が多く、私など、そこに共鳴して牧場歩きが面白くなった。(略)

第182回は「追い風」第5コーナー ~競馬余話~

有吉 正徳/ありよし まさのり

 2026年4月12日に阪神競馬場で行われた第86回桜花賞は、単勝1番人気のスターアニス(牝3歳、栗東・高野友和厩舎)が快勝した。2着のギャラボーグに2 1/2馬身差をつけ、勝ちタイムの1分31秒5は、歴代2位のハイレベルだった。スターアニスは25年6月に小倉競馬場でデビューし、5着になった後、2戦目の未勝利戦で2着に7馬身差をつける圧勝で自身の初白星を挙げた。3戦目の中京2歳Sではレコード決着のクビ差2着になった。そして臨んだ阪神ジュベナイルフィリーズ(JF)ではライバル17頭を退けて優勝。この勝利が評価され、25年度のJRA賞最優秀2歳牝馬に選ばれたと筆者。

第17回は『トピオ(FR)』JBBAスタリオンズ名鑑 ~歴史を紡いだ種牡馬たち~

山田 康文/やまだ やすふみ

 1969年にスピードシンボリが挑戦して以来、いつの間にかニッポン競馬の悲願となったフランスの凱旋門賞。これまでにダンシングブレーヴ(USA)やトニービン(IRE)、バゴ(FR)など16頭が種牡馬として日本の地を踏んでいるが、その第1号が今回紹介するトピオ(FR)だ。その購入価格は1億300万円。地方競馬全国協会から2,000万円の補助を受けて購入したと記されている。この馬はフランスで著名なオーナーブリーダーであるレオン・ヴォルテラ氏の生産馬。ミック・バーソロミュー・ジュニア調教師の管理下で、2歳時は5戦1勝。ル・トレンブルー競馬場のフレッシュ賞(芝1400メートル)に勝ち、ラロシェット賞2着のち、グランクリテリウムに挑むも勝ったシルヴァークラウSilver Cloud(FR)から離された7着という成績が残っていると筆者。

第209回は『日高自動車道が、日高厚賀ICから新冠ICまで開通する』北海道馬産地ファイターズ

村本 浩平/むらもと こうへい

 国道と言った一般道を表現する言葉に、「下の道路(下道)」がある。ほぼ海沿いに沿って道が作られた、国道235号線から見上げるように作られた、日高自動車道はまさに「上の道路」と言えるのだろう。国道235号線の厚賀から新冠までを車で走るたびに、どんどん工事が進んでいた日高自動車道の日高厚賀ICから、新冠インターチェンジ間が2月28日に開通した。開通部分の距離は9.1kmで、同じルートを国道235号線で走った場合、夏季における時間の短縮は約7分になるというと筆者。

第209回は『架空血統表』馬ミシュラン

小山内 完友/おさない ひろとも

 新聞制作が終わってまったりとしたある昼下がり。弊社システム管理者のJ氏が「フェートノーザンって知ってる?」と尋ねてきた。フェートノーザンはこの業界に携わる者なら知らない人はいないだろう。1986年に阪神競馬場ダート1700mの未出走戦でデビュー勝ち。芝は3戦して未勝利だったが、ダートでは400万下、900万下、1400万下と順調に勝ち上がり、重賞のウインターSでライフタテヤマの2着、続く当時オープン競走の平安Sに勝った。しかし蹄が弱く、持病ともいえる裂蹄がひどく、笠松競馬に移籍。東海地区ではほぼ無敵の強さを誇り、89年には帝王賞、ブリーダーズゴールドカップを制している。また89年のローレル争覇では斤量68キロを背負い勝っていると筆者。

2026年供用予定種牡馬

・2026年に全国で供用が予定されている種牡馬307頭を一挙掲載!

トピックス

・2026(令和8)年度通常総会を終えて (公社)日本軽種馬協会 副会長 常務理事 上野 儀治
・JBBA2026年度(第48期)生産育成技術者研修開講
・JBBAからのお知らせ アニマルウェルフェアに配慮した適切な飼育管理の徹底について(お願い)
・馬のアニマルウェルフェア
・中央競馬と地方競馬 交流競走の実績について(2025年) JRA番組企画室
・JRAからのお知らせ 2026(令和8)年度軽種馬生産地関連研修を実施
・JBBAからのお知らせ 2026年産駒報告書の発送につきまして
・競馬学校『学校説明会』の開催 ~未来のジョッキーを目指せ!~
・第1回担い手飼養管理ワークショップ研修 参加者募集のご案内
・日本装削蹄協会 2027(令和9)年度装蹄師認定講習会 受講生募集

法律問題Q&A

・軽種馬取引の法律問題Q&A 第9回 【鍋谷博敏弁護士 監修】弁護士 大沼 剛

生産対策関連

・2026年度 所管事業の概要紹介 公益社団法人日本軽種馬協会 生産対策部
・2026(令和8)年度 競走馬生産振興事業「振興のしおり」
・生産対策部からのお知らせ OJT支援事業に関するアンケートのお願い

種牡馬事業

・STALLION NEWS ARCHIVE(スタリオンニュース・アーカイヴ)

地方競馬ニュース

・2026年3月 地方競馬場の売り上げ

生産関連ランキング

・2026年4月各種ランキング

From 競走馬のふるさと案内所・連絡センター

レポート(日高案内所)

The First Win
 JBBA 会員生産の初勝利馬一覧(2026.3.23 ~ 2026.4.19)

表紙

・第86回皐月賞優勝 ロブチェン
・皐月賞優勝 ロブチェン紹介
・2026九州1歳市場ポスター
・2026北海道市場トレーニングセールポスター

カラーグラビア

・2026(令和8)年度 NAR生産牧場賞
・2025(令和7)年度地方競馬ダートグレード競走優勝馬生産牧場
・JBIS 北海道市場トレーニングセール 生中継
・JBIS 千葉サラブレッドセール 生中継

JAIRSコーナー((公財)ジャパン・スタッドブック・インターナショナルコーナー)etc

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