JBBA NEWS

2026年2月号(VOL.637)

最新の第374便は「不平不満」烏森発牧場行き

吉川 良/よしかわ まこと

 2025年12月12日の夜、家の食卓で無音とつきあいながら、「フィンセント・ファン・ゴッホ」と、ひとりごとを言っていた。明日、上野の東京都美術館の、「ゴッホ展・家族がつないだ画家の夢」へ行くからで、その楽しみがひとりごとになった。京都でバーテンをしていた22歳のころ、京都大学の美学の先生がカウンターにいて、連れの誰かに、「小林秀雄のゴッホの手紙を読みなさい。凄い本です」と言ったのを盗み聞きしてメモし、私は古本屋でその本を手に入れた。(中略) そうだよなあ、不平不満があったら、日々の労働から逃げるよなあ。12月13日、上野へ行く。上野駅を出てすぐに国立西洋美術館があり、その庭にロダンの「考える人」がある。昔、タウン誌「うえの」に、「ロダンのお尻」という文章を書いたなあ。ゴッホと、ゴッホから無数の手紙を受けとった弟のテオと、ゴッホの絵をしっかりと守ったテオの妻ヨーと、たくさんの話をしたような、不平不満のない半日をすごして私は幸せだった。(略)

第179回は「22年組」第5コーナー ~競馬余話~

有吉 正徳/ありよし まさのり

 2025年12月28日に行われた第70回有馬記念は3番人気のミュージアムマイル(牡3歳、栗東・高柳大輔厩舎)が優勝し、皐月賞との2冠に輝いた。この勝利が評価され、ミュージアムマイルは25年度のJRA賞で最優秀3歳牡馬に選ばれた。記者投票では248票のうち213票を集め、27票のマスカレードボール、8票のクロワデュノールに大きな差をつけた。その年の皐月賞馬が同じ年に有馬記念を制したのは史上8頭目だった。1976年のトウショウボーイ、84年のシンボリルドルフ、94年のナリタブライアン、10年のヴィクトワールピサ、11年のオルフェーヴル、12年のゴールドシップ、21年のエフフォーリアに続いた。3歳馬の有馬記念優勝はレガレイラに続く2年連続で通算23勝目。20年以降の6年で4勝目となったと筆者。

第14回は『インディアナ(GB)』JBBAスタリオンズ名鑑 ~歴史を紡いだ種牡馬たち~

山田 康文/やまだ やすふみ

 前号で紹介したオンリーフォアライフ(GB)が、千葉県の日本軽種馬協会三里塚種馬場で供用を開始したのが1967(昭和42)年。同じ年、北海道の同静内種馬場で種牡馬生活をスタートさせたのが、前年暮れに日本中央競馬会から寄贈を受けたインディアナ(GB)だ。この時代、生産者が求めたものは〝スピード〟。1959(昭和34)年に日高軽種馬農業協同組合が導入したソロナウェー(IRE)は欧州のスプリンターだったが、その産駒は涼しい顔をしてクラシックディスタンスをこなした。1965年には3世代目産駒のキーストン、ベロナ、ハツユキでダービー、オークス、桜花賞に勝ち、1966年はテイトオーがダービーを楽勝。これら産駒の活躍で、1966年には、それまで5年連続でチャンピオンサイアーの座に君臨していたヒンドスタン(GB)に代わって王者の座についていると筆者。

第206回は『2025年の有馬記念』北海道馬産地ファイターズ

村本 浩平/むらもと こうへい

 ここ数年では記録的な盛り上がりともなっていた、2025年の有馬記念。有馬記念ファン投票の有効投票数である6,852,342票は、史上最多となっており、有馬記念当日における、指定席券の一般抽選にも申し込みが殺到した。自分の身近でも有馬記念の注目度が高まっているのを感じていた。息子がかれこれ30年近く競馬の仕事をしていても、一切、馬券を買おうとしなかった母親が、突然、LINEを送ってきて、「有馬記念は閃いたから、3、5、10の馬。そして、日高の馬を買っておいて」とそこには書いてあった。「日高の馬」との表現で気付かれた方も多いかもしれないが、母親は「ザ・ロイヤルファミリー」の熱烈な視聴者であると筆者。

第206回は『優秀馬選定委員会』馬ミシュラン

小山内 完友/おさない ひろとも

 1月8日(木)、地方競馬全国協会本部において、『NAR GRAND PRIX 2025』優秀馬選定委員会が開催された。今年も選定委員として末席に加えさせていただいたので、気になった部門、注目の部門を中心に取り上げてみたいと思う。まず2025年の地方競馬所属は、近年まれに見る優秀な成績を残した。ダートグレード競走の勝ち馬が5頭、入着馬多数、さらにダートの海外GⅢ、そして東京大賞典のGⅠ勝利。実際会議自体も滞りなく進行し、各部門の選定はスムーズに終わったという印象だと筆者。

繁殖牝馬セール成績

・2026年ジェイエス冬季繁殖馬セール

海外ステークスウイナーズ

香港ヴァーズ Sosieが直線で先に抜け出し、連覇を狙うGiavellottoの猛追を凌ぎ切る。ファーブル調教師、香港ヴァーズ史上最多となる4度目の戴冠
香港スプリント Ka Ying Risingが無敵の16連勝、世界最速を証明する香港スプリント連覇!
香港マイル 執念の差し返し!Voyage Bubbleがソウルラッシュとの叩き合いを制し、香港マイル連覇を達成
香港カップ Romantic Warriorが圧巻の走りで4連覇の偉業達成!ベラジオオペラは懸命に追い込み2着に健闘!

海外情報

2025 北米サイアーズランキング(獲得賞金順) 総合・2歳・ブルードメアサイアー
2025 英愛サイアーズランキング(獲得賞金順) 総合・2歳・ブルードメアサイアー
2025 仏サイアーズランキング(獲得賞金順)  総合・2歳・ブルードメアサイアー
2025 独サイアーズランキング(獲得賞金順)  総合・ブルードメアサイアー

種牡馬事業

・STALLION NEWS ARCHIVE(スタリオンニュース・アーカイヴ)

トピックス

・2025年度JRA賞
・NARグランプリ2025/2025ダートグレード競走特別賞
・2025年度JRA生産者団体表彰成績
・JBBAからのお知らせ 2026年産駒報告のオンライン受付を開始しました
・2026年世界のせり日程
・2025年JRA外国産馬の競走成績
・2025年トレーニングセール取引馬の2歳競走成績
・JBBAからのお知らせ 馬伝染性子宮炎(CEM)自衛防疫普及啓発事業について
・2026年せり市場開催日程(予定)

法律問題Q&A

・軽種馬取引の法律問題Q&A 第6回 【鍋谷博敏弁護士 監修】弁護士 村中 徹

地方競馬ニュース

・地方競馬場別サイアーズランキング 2025年1月~12月
・2025年12月 地方競馬場の売り上げ
・地方競馬 世代別牝馬重賞シリーズ GRANDAME‐JAPAN 2026

生産関連ランキング

・2025年各種最終ランキング掲載!
・2026年1月各種ランキング

From 競走馬のふるさと案内所・連絡センター

レポート(日高案内所・南九州案内所(連絡センター))

The First Win
 JBBA 会員生産の初勝利馬一覧(2025.12.15 ~ 2026.1.17)

表紙

・ミュージアムマイル 第70回有馬記念(GⅠ)優勝
・ミュージアムマイル紹介
・JBBA種牡馬 新種牡馬アメリカンファラオ(USA)、タガノビューティー 管理者から一言
・2026JBBA種牡馬配置表

JAIRSコーナー((公財)ジャパン・スタッドブック・インターナショナルコーナー)etc

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