岐阜県には笠松競馬場がありますが、馬とふれあう機会はほとんどありませんでした。もともと動物が小さい頃から大好きだったので、動物園や観光牧場に両親に連れて行ってもらっていました。たまたまTVで競馬と障害馬術を見た時に「馬ってこんなにも躍動感あふれる動物なんだ!」とそこから惹かれていったのがきっかけでした。
農業高校に進み、農業研究部の部活動で木曽馬の世話に関わったことで、より身近に馬を感じることが出来ました。
高校2年生の秋に、学校行事で進学・就職フェアに参加した際に、BOKUJOBのブースでJBBAの話を聞いたのがこの研修所を知ったきっかけでした。
両親に相談したところ「自分の進みたい道に進むのが一番幸せだよ」と言ってもらえて、即決しました。
久村 ひとみさん
世界でも通用する馬を生産したいです。久村 ひとみさん
この研修所を選ぶまでの経緯は?
研修はいかがですか?
最初はとにかく辛かったです。朝早くからの馬房の寝藁上げがとにかくしんどかったです。
慣れるまで1ヶ月近くかかりました。最初の頃は、筋肉痛で肩があがらなくなることもありました。サラブレッドの騎乗に対しては少し恐怖心がありました。
研修所での生活はいかがですか?
最初は知らない場所と人とやっていけるか不安な気持ちが大きかったですが、最近は同期とも打ち解けて、毎日みんなで筋トレをするようになりました。
当番日は作業後に教官が競馬を観る時間をとって下さるので、みんなで競馬観戦をする日もあります。
休みの日はほぼ寮にいることが多いですが、たまにバスで街まで出かけることもあります。
将来はどんなホースマンになりたいですか?
「世界でも通用する馬を生産したい。でも知識が足りない、じゃあどこで学ぼう?」と考えたことが、研修所に入ろうと思った一番のきっかけでした。
生産牧場でこれから働くにあたっての目標は、繁殖牝馬を丁寧に飼育し、体調管理を第一に考え、馬にストレスを欠けないで育ていくことです。