鏡 優菜さん

競走馬に魅了されたのは社会人になってから。
「後悔したくない」という思いで研修を受験しました。
鏡 優菜さん

この研修所を選ぶまでの経緯は?

24歳のときに乗馬を始めたことがキッカケで、競馬について知りました。ほどなく乗馬施設だけでなく、競馬場にも足を運ぶようになり、競走馬が懸命に走る姿に魅了されました。次第に競走馬に関わる仕事に関心を持ち、競走馬生産・育成牧場の就職支援をしている「BOKUJOB」の存在を知りました。競馬場でBOKUJOBのイベントに参加し、牧場で働くことに気持ちがますます募りました。当時は看護師をしていましたが、「若いうちに自分がやってみたいことをやろう」、「後悔したくない」という思いで転職を決意し、牧場へ就職するために研修を受験しました。家族も競馬が好きで、私の決意に後押ししてくれました。

研修はいかがですか?

研修に入る前は運動や基礎体力に自信がなくて、同期は年下の研修生ばかりで、研修についていけるかどうか不安でした。最初は体が慣れなくて、筋肉痛にもなりましたね。しかし、一日中馬とふれ合える生活は夢だったので、体力的にはきつくても、私にとっては充実した毎日です。夏休み前ぐらいには体力もついて、厩舎作業も慣れてきました。分娩実習では、誕生の瞬間に初めて立ち会えて、感動しました。

研修で感じていることは、馬は人間を優に上回るパワーがありますから、十分注意していないとお互いケガをしてしまいます。安全に飼養管理や調教できることが基本だと思いました。

また、馬を扱うにあたっては、一緒に取り組む人たちとの連携やコミュニケーションも重要であると学び、どんな馬とでも、どんな人とでも息を合わせやすい人材を目指して、今後も努力していきたいです。

研修所での生活はいかがですか?

看護師をしていた頃は不規則な生活でしたが、研修所ではスケジュールが決まっていて、規則正しい生活になるので、体調は安定して良くなりました。同期の研修生の中では一番年上ですが、年齢差でのストレスはないですね。同じ女性の研修生も多く、寮では和気あいあいとしています。北海道の夏は涼しくて、快適に過ごせるのも嬉しいですね。

将来はどんなホースマンになりたいですか?

生産牧場も、育成牧場も両方関心を持っていて、どちらに就職しようか悩んでいるところです。将来は、馬から信頼されるホースマンを目指し、一頭一頭ケガに注意しながら育てていきたいです。