ブックタイトルSUKOYAKA2016
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SUKOYAKA2016
Q4A4ビタミンDを含む飼料が少なく、充足させられません。飼料によっては、すべての養分含量が確認できていないものも存在します。この場合には、成分項目が非表示となります(図4-4)。類似飼料の値を参考にして、不安がある場合には追加投与をお奨めします。飼料中のビタミン類の含有量は、保存状態が大きく影響し、分析のタイミングによっては、同じ飼料でも異なる数値が計測されることも少なくありません。このため、飼料成分にビタミン類の含有値が表示されていないこともあります。図4-4「放牧草(日高平均10年)JBBA」のビタミンD、「エンバク(カナダ)JRA’04」のリジンより右の項目、「エンバク(アメリカ)JRA’04」のビタミンA、ビタミンDについては、データが無いために表示されません。SUKOYAKAに掲載したビタミン類の特徴ビタミンA視覚機能維持や胎子の発育を正常なものとするために必要な脂溶性のビタミンです。牧草中には消化管内でビタミンAに変化するカロチンとして含まれますが、その量は乾草調製時や保存中に減少します。ビタミンDカルシウム吸収を促進し、正常な骨の維持、成長に必要なビタミンです。一般に、太陽光(紫外線)を浴びることで動物の皮膚内で産生されるため、屋外に十分な時間放牧されていれば、不足はないと考えられています。ビタミンE筋肉や細胞の機能維持や繁殖機能を正常なものとするために必要な脂溶性のビタミンです。牧草を含め、多くの飼料にビタミンEは少量含まれていますが、繁殖牝馬や運動している馬の要求量を満たすものではありません。38